Domaine Ramonet
ドメーヌ・ラモネ
プロフィール
シャサーニュ・モンラッシェを拠点とするドメーヌ・ラモネは、ブルゴーニュ白ワインの頂点に君臨する至宝の造り手です。モンラッシェを筆頭に5つの特級畑を擁し、計19の所有畑から比類なきワインを生み出します。
そのスタイルは、豊かな凝縮感と洗練された気品が同居しており、特に「クロ・デュ・カイユレ」は石の多い土壌由来のミネラルと熟成能力が際立ちます。また、赤ワインでも卓越した技量を見せ、自社所有の「クロ・ド・ラ・ブドリオット」は、コート・ド・ニュイを彷彿とさせるスタイリッシュな強度を誇ります。白はフローラルで優美、赤は骨格がありながらもしなやか。村の個性を最大限に引き出すその実力は、世界中の愛好家から絶大な信頼を集めています。
所有する畑
※ ネゴシアンとしての取り扱いを含む
特級畑 Grand Cru
5一級畑 Premier Cru
14歴史
ドメーヌ・ラモネは、1930 年に ピエール・ラモネ(Pierre Ramonet)がシャサーニュ・モンラッシェ村で正式に設立した家族経営ドメーヌ。ピエールはリュックザックひとつでブルゴーニュに現れた若者で、当初はブドウを買い付けて醸造することから生計を立てていた。
当時の土地価格が極めて低かったことも追い風となり、勤勉なピエールは周辺の畑を少しずつ買い集めていった。最初の区画は 1934 年に取得した「レ・グランド・リュショット」。戦後はグラン・クリュを含む重要区画の購入を進め、シャサーニュ・モンラッシェ白ワインのリファレンス的存在として名声を確立した。
ピエールの後は息子アンドレ(André Ramonet)が継承。アンドレは 2011 年に他界している。現在はその息子たち、ノエル・ラモネ(Noël Ramonet)とジャン=クロード・ラモネ(Jean-Claude Ramonet)の兄弟が 1984 年以降ドメーヌを切り盛りしている。ブルゴーニュ白ワインの頂点に立つ家族経営ドメーヌとして、いまもその地位は揺るぎない。
生産方法の特徴
ドメーヌ・ラモネは、コート・ド・ボーヌ白ワインの最重要ドメーヌのひとつとして高く評価されている。
- シャサーニュ中心のポートフォリオ: 保有畑のほとんどがシャサーニュ・モンラッシェ村内にあり、同村の 1er Cru を深く掘り下げるスタイル。 - 伝統的な醸造: 新樽比率は控えめで、ブドウの個性と畑の個性を直接表現することを優先する。 - 低収量: グラン・クリュ・プルミエ・クリュともに厳しい剪定と選果を行い、収量を抑える。 - 長期熟成に耐える骨格: ラモネの白は、若いうちは閉じがちだが 10〜20 年、グラン・クリュでは 20〜30 年以上の熟成を経て真価を発揮することで知られる。
ヴィンテージ評価
Côte de Beaune・Blanc・1947〜2024年(5 段階総合評価・新しい年が右)
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| 年 | 総合評価 | 飲み頃 | コメント |
|---|---|---|---|
| 2024 | ★★★★★ | 早飲み | 冷涼でフレッシュな白。ミルデュー被害と結実不良で収量25%減も、品質は赤より持ちこたえキリッとした酸を保つ。 |
| 2023 | ★★★★★ | 早飲み | 熱波対策のグリーンハーベストにもかかわらずチャーミングで親しみやすい仕上がり。早飲みで愉しめる愉快な年。 |
| 2022 | ★★★★★ | 待つ | 若々しいフレッシュさと花のような香り、緻密で品格ある凝縮感を兼備。近年の白の傑作で長期熟成の期待が高い。 |
| 2021 | ★★★★★ | 待つ | 霜害で白の収量は半減以下も、残った果実は新鮮でクラシック、長期熟成型。冷涼な高酸スタイルへの回帰を示す年。 |
| 2020 | ★★★★★ | 待つ | 新鮮でクラシックな白。一部干ばつでシャルドネの熟度に影響が出たが、全体としてバランス良く長熟にも耐える年。 |
| 2019 | ★★★★★ | 待つ | 凝縮し、完熟で豊かな白に新鮮な酸が同居。長期熟成への期待が高い、近年屈指の優れた白の年。 |
| 2018 | ★★★★★ | 待つ | 深みと躍動感、焦点と精密さを兼備した卓越した白の年。完熟と新鮮さが共存し、優れた熟成ポテンシャルを示す。 |
| 2017 | ★★★★★ | 飲み頃 | 2016より21%増の豊作年。親しみやすく魅力的な白で、ピュアな果実と適度な酸のバランスが心地よい中期向き。 |
| 2016 | ★★★★★ | 飲み頃 | 霜害で極小収量も、残った果実はチャーミングで新鮮な風味の白に。中期向きの繊細で透明感あるスタイル。 |
| 2015 | ★★★★★ | 飲み頃 | 完熟して寛大、生き生きとフルーティーで過剰さなし。豊かな果実と程よい酸の調和で、長熟にも耐える優良な白の年。 |
| 2014 | ★★★★★ | ピーク | 活き活きとした酸と優れた熟成適性を持つ白の傑作年。バランスと精密さが際立ち、現在最も美しい飲み頃を迎えている。 |
| 2013 | ★★★★★ | 飲み頃 | 冷涼でクラシックな白。慎重な生産者がフレッシュで明瞭な酸を持つ品の良い白を造った、中期向きの古典的スタイル。 |
| 2012 | ★★★★★ | 飲み頃 | 雹でシャルドネ収量激減も、残った果実は深みと強度を備えた濃密な白に。バランスと凝縮感が際立つ高品質年。 |
| 2011 | ★★★★★ | 下り坂 | 柔らかく早飲み向きの軽快な白。新鮮さは保つが熟成余力は限定的で、フレッシュさを楽しむうちに飲み切りたい年。 |
| 2010 | ★★★★★ | ピーク | 凝縮感・次元・構造を兼ね備えた歴史的白の当たり年。完熟と緊張感が両立し、長期熟成からピークへと移行中。 |
| 2009 | ★★★★★ | ピーク | エキゾチックで豊潤な白。柔らかな質感で早めから楽しめる。 |
| 2008 | ★★★★★ | ピーク | 小収量で凝縮感あり、活き活きとした酸を備えた良年。 |
| 2007 | ★★★★★ | ピーク | 緻密で純粋、活き活きとした酸を備えた優美な白の年。 |
| 2006 | ★★★★★ | ピーク | 純度と優美さを兼備した白の好年。一部はボトリティスのニュアンス。 |
| 2005 | ★★★★★ | ピーク | 凝縮感と骨格を備えた濃密な白。果実味と酸の調和。 |
| 2004 | ★★★★★ | ピーク | 新鮮で骨格ある白。ミネラル感と均衡を備えた古典的スタイル。 |
| 2003 | ★★★★★ | 下り坂 | 酷暑年で豊潤だが酸が低い。早熟で多くはピーク越え。 |
| 2002 | ★★★★★ | ピーク | 果実味と酸の均衡が見事な歴史的好年。骨太でフルボディ。 |
| 2001 | ★★★★★ | 下り坂 | エキゾチックで優美な白。マコネーでも良作。 |
| 2000 | ★★★★★ | 下り坂 | 優美でテロワール表現が明確な白の好年。早酸化問題の影響あり。 |
| 1999 | ★★★★★ | 下り坂 | 豊作年。ベストは果実味豊かだが、希釈気味な瓶も多かった。 |
| 1998 | ★★★★★ | 下り坂 | 果実味豊かで親しみやすい早飲き向きの白。 |
| 1997 | ★★★★★ | 下り坂 | 柔らかく快活な白。コート・ドールでは不均一だった。 |
| 1996 | ★★★★★ | ピーク | 均衡良く長熟ポテンシャル抜群の歴史的好年。風味の純度も傑出。 |
| 1995 | ★★★★★ | 下り坂 | 豊潤で凝縮感のある好年。長熟ポテンシャルを備えた古典。 |
| 1994 | ★★★★★ | 下り坂 | 蜂蜜様の柔らかな白。早飲み向きで殆どピーク越え。 |
| 1993 | ★★★★★ | 下り坂 | 雨で苦戦した白。引き締まったが厳しい酸が目立つ。 |
| 1992 | ★★★★★ | 下り坂 | 均衡良く優美な果実味を備えた白の好年。 |
| 1991 | ★★★★★ | 下り坂 | 果実味豊かで親しみやすい白。早飲き向きだった年。 |
| 1990 | ★★★★★ | 下り坂 | 白でも歴史的好年。優美でミネラル感に富んだが、酸化問題で一部はピーク越え。 |
| 1989 | ★★★★★ | 下り坂 | 豊潤で官能的な白の好年。 |
| 1988 | ★★★★★ | 下り坂 | 9月の好天で骨格ある白を生んだ好年。 |
| 1986 | ★★★★★ | 下り坂 | 赤は苦戦したが白は健全。ボトリティスの恩恵で凝縮感あり。 |
| 1985 | ★★★★★ | 下り坂 | 白でも歴史的当たり年。優美と凝縮が両立した。 |
| 1983 | ★★★★★ | 下り坂 | 白では均衡良く凝縮感ある年。長熟して魅力を発揮した。 |
| 1982 | ★★★★★ | 下り坂 | 豊作で柔らかな白。早飲き向きで殆ど既にピーク越え。 |
| 1978 | ★★★★★ | 下り坂 | 晩熟で見事に成熟した世紀の名作。白でも長熟。 |
| 1976 | ★★★★★ | 下り坂 | 酷暑年で酸が低く早熟。多くは既にピークを越えた。 |
| 1971 | ★★★★★ | 下り坂 | 凝縮感と高酸を備えた古典的当たり年。 |
| 1969 | ★★★★★ | 下り坂 | 60年代の白の白眉。凝縮感と長熟性を備えた古典。 |
| 1966 | ★★★★★ | 下り坂 | 均衡良く優美な白の古典的好年。 |
| 1962 | ★★★★★ | 下り坂 | 繊細で香り高い古典的白の好年。 |
| 1959 | ★★★★★ | 下り坂 | 豊潤さと優美さを兼ね備えた50年代の代表的白年。 |
| 1947 | ★★★★★ | 下り坂 | 戦後の伝説的当たり年。白でも凝縮感と長熟性を備えた歴史的ヴィンテージ。 |
※ 専門家筋・業界全体の評価を集約した総合スコア。個別の畑や造り手で前後する場合があります。
みんなのワインログ
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12 relatedよくある質問
- Domaine Ramonet はどこのドメーヌ(造り手)ですか?
- Domaine Ramonet(ドメーヌ・ラモネ) は、フランス・ブルゴーニュ地方の Chassagne-Montrachet を拠点とする造り手です。計 19 の畑区画を所有しています。
- Domaine Ramonet が所有するグラン・クリュ(特級畑)は何ですか?
- Domaine Ramonet は 5 のグラン・クリュ区画を所有しています。主なものとして Bâtard-Montrachet、Bienvenues-Bâtard-Montrachet、Montrachet、Chevalier-Montrachet、Criots-Bâtard-Montrachet などが挙げられます。
- Domaine Ramonet の特徴は何ですか?
- シャサーニュ・モンラッシェを拠点とするドメーヌ・ラモネは、ブルゴーニュ白ワインの頂点に君臨する至宝の造り手です。モンラッシェを筆頭に5つの特級畑を擁し、計19の所有畑から比類なきワインを生み出します。 そのスタイルは、豊かな凝縮感と洗練された気品が同居しており、特に「クロ・デュ・カイユレ」は石の多い土壌由来のミネラルと熟成能力が際立ちます。また、赤ワインでも卓越した技量を見せ、自社所有の「クロ・ド
- Domaine Ramonet のワインはどの格付けから始まりますか?
- Domaine Ramonet のワインは 一級畑(Premier Cru) から始まり、一級畑(Premier Cru)14 畑、特級畑(Grand Cru)5 畑まで幅広いラインナップを展開しています。
データ最終更新: