Burgundy Travel
Grand Cru · Rouge

Clos des Lambrays

クロ・デ・ランブレイ

格付け
Grand Cru
COMMUNE
Morey-Saint-Denis
AREA
17.50 ha
COLOR
Pinot N.
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所有造り手

3 producers
Notes · 読み物

モレ・サン・ドニに位置するクロ・デ・ランブレイは、総面積8.84ヘクタールを誇る特級畑である。その大部分にあたる8.66ヘクタールをLVMH傘下のドメーヌ・デ・ランブレイが所有しており、事実上のモノポールに近い状態にあるが、ドメーヌ・トプノ・メルムも0.18ヘクタールの僅かな区画を保持している。コート・ド・ニュイの中でも多様な微気候を備えたこの畑は、標高250メートルから370メートルにわたる急斜面に広がり、上部の泥灰土から下部の石灰岩まで複雑な土壌構成を持つ。単一の所有者がほぼ全域を管理することで、この広大なテロワールの個性が一貫して表現されている。

歴史

クロ・デ・ランブレは、モレ・サン・ドニ村に位置する 8.84 ha のグラン・クリュである。長年プルミエ・クリュとして扱われてきたが、1981 年に INAO によりグラン・クリュへ昇格され、独立した AOC として認定された。近現代のブルゴーニュで昇格を果たしたグラン・クリュとして、その事例は特筆に値する。

歴史的に複数の所有者を経た後、ドメーヌ・デ・ランブレが畑のほぼ全体を取得。2014 年には LVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)グループがドメーヌ・デ・ランブレを買収し、現在はグループのワイン部門に組み込まれている。

味わいの特徴

クロ・デ・ランブレは「ほぼモノポール」と呼ばれる畑だ。8.84 ha のうち 8.66 ha をドメーヌ・デ・ランブレが保有し、残る極小区画をドメーヌ・トーペノ・メルムが所有する。厳密な単一所有畑ではないが、実質的にドメーヌ・デ・ランブレのスタイルがこの畑を体現する。

栽培品種はピノ・ノワール。最低成熟度 11.5% 潜在アルコール、許可収量 42 hl/ha。年間生産量は約 31,000 本(2008 年)。伝統的に全房発酵を多用するスタイルで、香り高く優雅でありながら長期熟成の骨格を備えた赤ワインが生まれる。

著名な生産者の紹介

Domaine des Lambrays — クロ・デ・ランブレの約 98% を保有する事実上の単独所有者。2014 年以降は LVMH 傘下で運営され、シャトー・ディケムやシャンパーニュ・クリュッグと並ぶグループの中核ドメーヌだ。歴代管理者の時代から受け継がれてきた全房発酵主体のアプローチが、エレガントで透明感のあるスタイルを生む。

Domaine Taupenot-Merme — モレ・サン・ドニを拠点とする家族経営のドメーヌ。クロ・デ・ランブレに極小区画を所有し、独自名義でごく少量をリリースしている。

ヴィンテージ評価

Côte de Nuits・Rouge・1947〜2024年(5 段階総合評価・新しい年が右)

総合評価12345·飲み頃早飲み飲み頃ピーク待つ下り坂
各年の総評を見る
総合評価飲み頃コメント
2024★★★★★早飲み霜・雹・ミルデュー被害でピノ・ノワールが極めて困難に。最悪のケースでは収量は通常の四分の一、品質も平均以下。
2023★★★★★早飲み大豊作で果実味豊かだが密度の管理が難しかった年。魅力的だが品質はやや不均一、早飲みで愉しめる親しみやすいスタイル。
2022★★★★★待つ猛暑の年ながら芳香高くタンニンが果実と緻密に結びついた華やかな赤。完成度が高く、現代ブルゴーニュの傑作年。
2021★★★★待つ冷涼でクラシックな高酸スタイルへの回帰。地区物はジューシーでクランチー、特級は古典的な気品と新鮮さを備える。
2020★★★★★待つ凝縮感と劇的な果実に予想外のフレッシュさを併せ持つ傑出した年。早摘みで酸が保たれ、長期熟成への期待が高い。
2019★★★★★待つ完熟しつつクラシックな酸を保つ並外れた年。1998年以降の指標を上回る成熟度で、中長期熟成向きの卓越したピノ。
2018★★★★★待つ色濃く生き生きとした骨格ある赤。熟度と新鮮さが両立し、長期熟成に十分耐える近年屈指の傑出した年。
2017★★★★★飲み頃豊作の年でしなやかで親しみやすい赤。早期から飲みやすい果実味とソフトなタンニンが特徴で、長期熟成型ではない。
2016★★★★飲み頃霜害で収量は激減したが、残った果実は色濃く生き生きと果実味豊か。タンニンは柔らかく、中期で楽しめる魅力的な年。
2015★★★★★待つ完熟・凝縮・構造を兼備した近年屈指の偉大な年。深い果実と緻密なタンニンで長期熟成のポテンシャルが極めて高い。
2014★★★★★飲み頃新鮮で生き生きとしたエネルギッシュな赤。豊満さよりも余韻と緊張感に優れ、エレガントで透明感あるピノ・ノワールの年。
2013★★★★★飲み頃冷涼で晩熟な年。ピュアでクリスプ、引き締まった果実とテロワール表現に優れ、サイトの個性が明瞭に出る中期向きスタイル。
2012★★★★飲み頃霜と雹で収量は激減したが、残った果実は果実・タンニン・酸が調和した骨格ある赤に。優雅な熟成適性を示す高品質年。
2011★★★★★飲み頃2010より軽やかで2009ほど豊満ではない中庸な年。純粋なピノらしさが心地よく、早めに楽しめる繊細で親しみやすいスタイル。
2010★★★★★ピーク果実・酸・タンニンが理想的に調和したクラシック傑作。複雑性と凝縮感を兼ね備え、ピーク期に入った長熟向きの当たり年。
2009★★★★★待つ豊潤で官能的、純粋な果実味の歴史的当たり年。上位は長熟が期待される。
2008★★★★ピーク晩熟で小収量。純度と緊張感のある赤を生んだ過小評価の年。
2007★★★★★ピーク新鮮で香り高い早飲き向きの赤。エレガントなスタイル。
2006★★★★ピーク果実味と均衡を備えた優美な年。今が飲み頃。
2005★★★★★待つ1978年以来の歴史的当たり年と評される。豊潤と純度、骨格が完璧に揃った。
2004★★★★★ピーク雹と病害に苦しんだが、選果の徹底で繊細な赤を生んだ。
2003★★★★ピーク歴史的酷暑年。エキゾチックで凝縮した古典候補と評される一方、賛否ある。
2002★★★★★ピーク新鮮で均衡優美、上から下まで成功した近年屈指の当たり年。
2001★★★★ピークベストは引き締まった構造と熟成ポテンシャルを備えた良年。
2000★★★★★下り坂雨で柔らかな仕上がり。骨格に欠け、現在は飲み頃を過ぎつつある。
1999★★★★ピーク豊潤と凝縮を備えた近年屈指の好年。コート・ド・ニュイで力強い赤を生んだ。
1998★★★★★下り坂霜と雹で不均一。上位は熟成可能だが多くは早飲きが推奨された。
1997★★★★★下り坂豊潤で柔らか、酸が低く早飲き向きの年。
1996★★★★★ピーク高酸と凝縮感が際立つ古典的当たり年。グランクリュは今絶好調。
1995★★★★ピーク優美で骨格ある赤。熟した果実と洗練されたタンニンを備えた好年。
1994★★★★★下り坂9月の雨で腐敗が広がった困難年。良作も酸が高め。
1993★★★★下り坂厚い果皮から濃密でタンニン豊かな赤を生んだ古典的好年。
1992★★★★★下り坂豊作で柔らかな赤。骨格に欠け早飲み向きだった。
1991★★★★★下り坂霜と雹に翻弄されたが、コート・ド・ニュイは収穫前に好天で良作を残した。
1990★★★★★ピーク豊潤・凝縮・骨格を全て備えた歴史的当たり年。上位は今なお壮麗。
1989★★★★下り坂豊潤で官能的、1990に肉薄する繊細な当たり年。
1988★★★★下り坂9月の好天で骨格ある赤を生んだ好年。トリオの始まりとして記憶される。
1987★★★★★下り坂難しい開花条件で凡庸な仕上がり。多くは既にピークを越えた。
1986★★★★★下り坂雨と腐敗で苦戦した年。良作は稀。
1985★★★★★下り坂繊細で均衡優美、凝縮した果実と長熟ポテンシャルを兼ね備えた歴史的当たり年。
1983★★★★★下り坂猛暑と腐敗が交錯した難しい年。一部に骨太な凝縮ある赤を生んだ。
1982★★★★★下り坂記録的豊作で全体に希釈気味。上位は早飲み向きの良作を残した。
1980★★★★★下り坂当初は過小評価されたが、均衡と芳香性に優れた年として再評価された。
1978★★★★★下り坂晩熟の見事な当たり年。豊潤さと洗練を兼備した世紀の名作。
1976★★★★下り坂酷暑年で凝縮感あるタニックな赤を生んだ。長熟した古典。
1972★★★★★下り坂冷涼年で当初は厳しい酸が目立ったが、上位は美しく熟成した。
1971★★★★下り坂凝縮感と骨格を備えた古典的当たり年。長期熟成で深みを増した。
1969★★★★★下り坂繊細で長熟ポテンシャル抜群。コート・ド・ニュイが歴史的成功を収めた年。
1966★★★★下り坂均衡と優美を備えた古典的好年として記憶される。
1964★★★★下り坂ボリュームと凝縮感を備えた当たり年。長熟して魅力を発揮した。
1962★★★★下り坂20世紀後半の注目ヴィンテージ。繊細で香り高い古典的赤を生んだ。
1961★★★★下り坂凝縮感ある骨太な好年。ボルドーほどの伝説ではないが優れた古典。
1959★★★★★下り坂豊潤で優美、ボリュームと繊細さを両立した50年代の白眉。
1957★★★★下り坂ベルベットの様な舌触りと均衡を備えた優れた年。
1955★★★★下り坂ブルゴーニュでは20世紀後半屈指の好年とされる。
1953★★★★下り坂稀有な優美さと魅力を備えた好年。ヨーロッパ全体で成功したヴィンテージ。
1949★★★★★下り坂均衡と優美を兼ね備えた戦後の傑作。古典的赤ブルゴーニュの極致。
1947★★★★★下り坂世紀の伝説的当たり年。極端な暑さから稀有な凝縮感を生んだ歴史的ヴィンテージ。

※ 専門家筋・業界全体の評価を集約した総合スコア。個別の畑や造り手で前後する場合があります。

みんなのワインログ

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よくある質問

Clos des Lambrays はどこにありますか?
Clos des Lambrays(クロ・デ・ランブレイ)は、フランス・ブルゴーニュ地方の Côte de Nuits にある Morey-Saint-Denis コミューンに位置する畑(climat)です。
Clos des Lambrays の格付けは何ですか?
Clos des Lambrays は Grand Cru(特級畑)に格付けされています。ブルゴーニュワインの AOC 体系において 最上位の特級格付けに属します。
Clos des Lambrays の所有者・造り手は誰ですか?
Clos des Lambrays には 3 軒の造り手が区画を所有しており、総面積は 約 17.50 ha です。モノポール(単独所有)で Domaine des Lambrays (LVMH) が全区画を所有しています。
Clos des Lambrays はどんなワインを生みますか?
Clos des Lambrays では主に赤ワイン(Rouge)が生産されます。Morey-Saint-Denis のテロワールを反映したスタイルで、ブルゴーニュを代表する産地のひとつです。

データ最終更新: