Burgundy Travel
Grand Cru · Rouge

Chapelle-Chambertin

シャペル・シャンベルタン

格付け
Grand Cru
COMMUNE
Gevrey-Chambertin
AREA
6.66 ha
COLOR
Pinot N.
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所有造り手

12 producers
Notes · 読み物

ジュヴレ・シャンベルタン村の特級畑シャペル・シャンベルタンは、かつてこの地にあった礼拝堂にその名を由来します。クロ・ド・ベーズの下方に位置し、本来のシャペルと、1936年に統合されたレ・ジュモーの二つの区画から構成される5.49ヘクタールの畑です。表土が薄いため乾燥した年には苦心しますが、冷涼で湿潤なヴィンテージには優れた成果を上げます。最大の所有者であるピエール・ダモワをはじめ、ルイ・ジャドやトラペ、ドルーアン・ラローズらが名を連ね、繊細さと気品を兼ね備えたその性質は「ジュヴレのミュジニー」とも評されます。近年は各造り手の品質向上が著しく、古木の恩恵を受けた深みのあるワインが生産されています。

歴史

シャペル・シャンベルタンの名は、かつてこの畑に存在した「ノートルダム・ド・ベーズの礼拝堂(Chapelle de Notre-Dame de Bèze)」に由来する。礼拝堂はフランス革命によって失われたが、畑名としてその記憶が現代まで残されている。AOC 認定は 1937 年。畑は内部で「ラ・シャペル(La Chapelle)」と「レ・ジェモー(Les Gémeaux)」の二つの小区画に分けられ、それぞれの個性の差が畑全体のスタイルの幅を形作っている。

味わいの特徴

ジュヴレ・シャンベルタン村の南部、グラン・クリュ街道を挟んでクロ・ド・ベーズの東側に位置する。総面積は 5.48 ha。クロ・ド・ベーズの真下という地形的な近さにもかかわらず、ワインのスタイルは対照的だ。

栽培品種はピノ・ノワールのみ。最低成熟度 11.5% 潜在アルコール、植密度 9,000 本/ha 以上、許可収量 37 hl/ha。年間生産量は約 23,000 本(2008 年)。

「ジュヴレのグラン・クリュ群のなかで最も色調が淡く、繊細・優雅な性格を持つ」と評される畑である。重厚さよりも香りの華やかさとテクスチャーの滑らかさが前面に出るスタイルで、8〜20 年の熟成で本領を発揮する。マジやクロ・ド・ベーズが「男性的なジュヴレ」を代表するのに対し、シャペルは「女性的なジュヴレ」の象徴だ。

著名な生産者の紹介

Domaine Jean-Louis Trapet — シャペル・シャンベルタンの最大級の所有者として知られる家族経営のドメーヌ。ビオディナミ栽培によるピュアで透明感のあるスタイルが高く評価されている。

Domaine Pierre Damoy — ジュヴレ・シャンベルタンを代表する大型ドメーヌで、シャペル・シャンベルタンに広い面積を保有する。

Maison Louis Jadot — 大手メゾンとしてシャペル・シャンベルタンに区画を持ち、エレガントで均整のとれたスタイルでリリースしている。

Domaine Cécile Tremblay — ヴォーヌ・ロマネを拠点とする家族経営ドメーヌで、シャペル・シャンベルタンの小区画を所有する。

トラペやダモワなど、ジュヴレを代表する造り手たちの手によって「優雅なジュヴレ」のキャラクターが世界に発信され続けている。

ヴィンテージ評価

Côte de Nuits・Rouge・1947〜2024年(5 段階総合評価・新しい年が右)

総合評価12345·飲み頃早飲み飲み頃ピーク待つ下り坂
各年の総評を見る
総合評価飲み頃コメント
2024★★★★★早飲み霜・雹・ミルデュー被害でピノ・ノワールが極めて困難に。最悪のケースでは収量は通常の四分の一、品質も平均以下。
2023★★★★★早飲み大豊作で果実味豊かだが密度の管理が難しかった年。魅力的だが品質はやや不均一、早飲みで愉しめる親しみやすいスタイル。
2022★★★★★待つ猛暑の年ながら芳香高くタンニンが果実と緻密に結びついた華やかな赤。完成度が高く、現代ブルゴーニュの傑作年。
2021★★★★待つ冷涼でクラシックな高酸スタイルへの回帰。地区物はジューシーでクランチー、特級は古典的な気品と新鮮さを備える。
2020★★★★★待つ凝縮感と劇的な果実に予想外のフレッシュさを併せ持つ傑出した年。早摘みで酸が保たれ、長期熟成への期待が高い。
2019★★★★★待つ完熟しつつクラシックな酸を保つ並外れた年。1998年以降の指標を上回る成熟度で、中長期熟成向きの卓越したピノ。
2018★★★★★待つ色濃く生き生きとした骨格ある赤。熟度と新鮮さが両立し、長期熟成に十分耐える近年屈指の傑出した年。
2017★★★★★飲み頃豊作の年でしなやかで親しみやすい赤。早期から飲みやすい果実味とソフトなタンニンが特徴で、長期熟成型ではない。
2016★★★★飲み頃霜害で収量は激減したが、残った果実は色濃く生き生きと果実味豊か。タンニンは柔らかく、中期で楽しめる魅力的な年。
2015★★★★★待つ完熟・凝縮・構造を兼備した近年屈指の偉大な年。深い果実と緻密なタンニンで長期熟成のポテンシャルが極めて高い。
2014★★★★★飲み頃新鮮で生き生きとしたエネルギッシュな赤。豊満さよりも余韻と緊張感に優れ、エレガントで透明感あるピノ・ノワールの年。
2013★★★★★飲み頃冷涼で晩熟な年。ピュアでクリスプ、引き締まった果実とテロワール表現に優れ、サイトの個性が明瞭に出る中期向きスタイル。
2012★★★★飲み頃霜と雹で収量は激減したが、残った果実は果実・タンニン・酸が調和した骨格ある赤に。優雅な熟成適性を示す高品質年。
2011★★★★★飲み頃2010より軽やかで2009ほど豊満ではない中庸な年。純粋なピノらしさが心地よく、早めに楽しめる繊細で親しみやすいスタイル。
2010★★★★★ピーク果実・酸・タンニンが理想的に調和したクラシック傑作。複雑性と凝縮感を兼ね備え、ピーク期に入った長熟向きの当たり年。
2009★★★★★待つ豊潤で官能的、純粋な果実味の歴史的当たり年。上位は長熟が期待される。
2008★★★★ピーク晩熟で小収量。純度と緊張感のある赤を生んだ過小評価の年。
2007★★★★★ピーク新鮮で香り高い早飲き向きの赤。エレガントなスタイル。
2006★★★★ピーク果実味と均衡を備えた優美な年。今が飲み頃。
2005★★★★★待つ1978年以来の歴史的当たり年と評される。豊潤と純度、骨格が完璧に揃った。
2004★★★★★ピーク雹と病害に苦しんだが、選果の徹底で繊細な赤を生んだ。
2003★★★★ピーク歴史的酷暑年。エキゾチックで凝縮した古典候補と評される一方、賛否ある。
2002★★★★★ピーク新鮮で均衡優美、上から下まで成功した近年屈指の当たり年。
2001★★★★ピークベストは引き締まった構造と熟成ポテンシャルを備えた良年。
2000★★★★★下り坂雨で柔らかな仕上がり。骨格に欠け、現在は飲み頃を過ぎつつある。
1999★★★★ピーク豊潤と凝縮を備えた近年屈指の好年。コート・ド・ニュイで力強い赤を生んだ。
1998★★★★★下り坂霜と雹で不均一。上位は熟成可能だが多くは早飲きが推奨された。
1997★★★★★下り坂豊潤で柔らか、酸が低く早飲き向きの年。
1996★★★★★ピーク高酸と凝縮感が際立つ古典的当たり年。グランクリュは今絶好調。
1995★★★★ピーク優美で骨格ある赤。熟した果実と洗練されたタンニンを備えた好年。
1994★★★★★下り坂9月の雨で腐敗が広がった困難年。良作も酸が高め。
1993★★★★下り坂厚い果皮から濃密でタンニン豊かな赤を生んだ古典的好年。
1992★★★★★下り坂豊作で柔らかな赤。骨格に欠け早飲み向きだった。
1991★★★★★下り坂霜と雹に翻弄されたが、コート・ド・ニュイは収穫前に好天で良作を残した。
1990★★★★★ピーク豊潤・凝縮・骨格を全て備えた歴史的当たり年。上位は今なお壮麗。
1989★★★★下り坂豊潤で官能的、1990に肉薄する繊細な当たり年。
1988★★★★下り坂9月の好天で骨格ある赤を生んだ好年。トリオの始まりとして記憶される。
1987★★★★★下り坂難しい開花条件で凡庸な仕上がり。多くは既にピークを越えた。
1986★★★★★下り坂雨と腐敗で苦戦した年。良作は稀。
1985★★★★★下り坂繊細で均衡優美、凝縮した果実と長熟ポテンシャルを兼ね備えた歴史的当たり年。
1983★★★★★下り坂猛暑と腐敗が交錯した難しい年。一部に骨太な凝縮ある赤を生んだ。
1982★★★★★下り坂記録的豊作で全体に希釈気味。上位は早飲み向きの良作を残した。
1980★★★★★下り坂当初は過小評価されたが、均衡と芳香性に優れた年として再評価された。
1978★★★★★下り坂晩熟の見事な当たり年。豊潤さと洗練を兼備した世紀の名作。
1976★★★★下り坂酷暑年で凝縮感あるタニックな赤を生んだ。長熟した古典。
1972★★★★★下り坂冷涼年で当初は厳しい酸が目立ったが、上位は美しく熟成した。
1971★★★★下り坂凝縮感と骨格を備えた古典的当たり年。長期熟成で深みを増した。
1969★★★★★下り坂繊細で長熟ポテンシャル抜群。コート・ド・ニュイが歴史的成功を収めた年。
1966★★★★下り坂均衡と優美を備えた古典的好年として記憶される。
1964★★★★下り坂ボリュームと凝縮感を備えた当たり年。長熟して魅力を発揮した。
1962★★★★下り坂20世紀後半の注目ヴィンテージ。繊細で香り高い古典的赤を生んだ。
1961★★★★下り坂凝縮感ある骨太な好年。ボルドーほどの伝説ではないが優れた古典。
1959★★★★★下り坂豊潤で優美、ボリュームと繊細さを両立した50年代の白眉。
1957★★★★下り坂ベルベットの様な舌触りと均衡を備えた優れた年。
1955★★★★下り坂ブルゴーニュでは20世紀後半屈指の好年とされる。
1953★★★★下り坂稀有な優美さと魅力を備えた好年。ヨーロッパ全体で成功したヴィンテージ。
1949★★★★★下り坂均衡と優美を兼ね備えた戦後の傑作。古典的赤ブルゴーニュの極致。
1947★★★★★下り坂世紀の伝説的当たり年。極端な暑さから稀有な凝縮感を生んだ歴史的ヴィンテージ。

※ 専門家筋・業界全体の評価を集約した総合スコア。個別の畑や造り手で前後する場合があります。

みんなのワインログ

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よくある質問

Chapelle-Chambertin はどこにありますか?
Chapelle-Chambertin(シャペル・シャンベルタン)は、フランス・ブルゴーニュ地方の Côte de Nuits にある Gevrey-Chambertin コミューンに位置する畑(climat)です。
Chapelle-Chambertin の格付けは何ですか?
Chapelle-Chambertin は Grand Cru(特級畑)に格付けされています。ブルゴーニュワインの AOC 体系において 最上位の特級格付けに属します。
Chapelle-Chambertin の所有者・造り手は誰ですか?
Chapelle-Chambertin には 12 軒の造り手が区画を所有しており、総面積は 約 6.66 ha です。主な所有者として Domaine Pierre Damoy が挙げられます。
Chapelle-Chambertin はどんなワインを生みますか?
Chapelle-Chambertin では主に赤ワイン(Rouge)が生産されます。Gevrey-Chambertin のテロワールを反映したスタイルで、ブルゴーニュを代表する産地のひとつです。

データ最終更新: